結婚指輪とエンゲージリングの違いは?
結婚前につけるのがエンゲージ!結婚後につけるのが結婚指輪
婚約中につける指輪が「エンゲージリング」。結婚してからつけるのが「結婚指輪」。今更説明されなくても、分かっている事柄です。しかし、結婚指輪とエンゲージリングの違いは「つけるタイミング」だけではありません。
エンゲージリングは、男性から女性へ贈る永遠の証。最近は「逆プロポーズ」として、女性から男性に贈るパターンもございます。ただエンゲージリングを使っているのは、主に女性です。一方で結婚指輪は、婚姻が成立した証として贈られる指輪です。
歴史的に見るエンゲージリング
歴史的に見ると、先に表舞台に登場したのはエンゲージリングの方でした。諸説はあるものの、古代ローマ時代の頃からすでに存在したと言われています。当時は現在のようなプラチナではなく、鉄の輪が使われてきました。
古代時代の結婚は「愛のため」というよりも、家の存続のためによるものです。2人が別れるのは、絶対に許されません。そこで、一生涯ともに過ごすために贈られたのが「鉄の輪」。今のエンゲージリングです。
歴史的に見る結婚指輪
結婚指輪が登場したのは、西暦1027年の頃です。正しくは「結婚式の時にかわされた指輪」としての結婚指輪であれば、1027年の記録に残っていました。
ただ結婚指輪は、もう少し早い段階で登場していた可能性があります。現在のようなプラチナの指輪ではなく、もっと違う形だったのでしょう。そもそも現代に語られている「歴史」は、遺跡等で発掘された発掘品をもとにして推測されたものです。タイムマシンで過去に遡れるようになったのなら、話は大きく変わるかもしれません。
デザインの違い
結婚指輪とエンゲージ。歴史だけでなく、デザインも大きく違っています。エンゲージの場合、アーム中心に大きなダイヤモンドがあしらわれているのが特徴。
一方で結婚指輪の場合は、シンプルなデザインが主流となっています。日常的にも使うことを想定して、生み出されたからでしょう。普段あまり指輪をつけない人でも、結婚指輪であれば抵抗なく使うことが出来るはずです。