結婚指輪にプラチナが使われている理由は?
プラチナとは?
プラチナを漢字で「白金」と書きます。「金」の文字が使われていますが、ゴールドの意味ではなく金属の一種という意味です。「白い金属」と名前の通り、白く美しい輝きが特徴です。
同じく白い金属として挙げられるのが、シルバーでしょう。外見は似てはいますが、輝きが違います。シルバーは鋭い輝きを持っていますが、プラチナは柔らかく優しい輝きとなっています。柔らかく優しい輝きと品質性にも優れていることから、結婚指輪の素材として使われてきました。
プラチナは超希少な鉱物
プラチナは大変貴重な鉱物で、1tの原石から採れるプラチナの量は3gしかありません。ようやく指輪が1つできるほどの量です。滅多に採掘されないプラチナではありますが需要は非常に高く、指輪以外にも自動車や精密機器、投資にも使われています。
プラチナの原産国は、南アフリカ・ロシア・ジンバブエ・カナダの4か国です。採掘量が最も多いのが南アフリカで、ロシア・ジンバブエ・カナダで採掘された量を足しても、南アフリカの足元にも及びません。
世界最大のプラチナ消費国は?
世界でプラチナを最も使用している国こそが、日本です。1人当たりが使用するプラチナの量は、ぶっちぎりの世界トップです。日本に入って来るプラチナの9割以上は、結婚指輪と婚約指輪に使われています。
結婚指輪はプラチナ以外にも、色々と出ています。最近はレアメタルの結婚指輪も、人気があります。しかしプラチナと比べると、レアメタルの人気は限られたもの。今後新素材が発見されたとしても、プラチナの牙城を崩すのは不可能でしょう。
結婚指輪にプラチナが使われている理由
結婚指輪にプラチナが使われる理由としては、冒頭に挙げた「白い金属」が深く関係しています。古来より日本では「白」は縁起物として扱われてきました。日本ではありとあらゆる自然には、神様がついていると言われています。神様は人間に光を与えて、力を授かると信じられてきました。神様からもたらされた光の色こそが、正しく「白」そのものなのです。
結婚指輪にプラチナが使われるのは、神様から授かった力を宿すためと捉えられるでしょう。