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結婚指輪の意味は「環」

結婚指輪の形が大きなヒントになる

どこのブランドの指輪であっても、結婚指輪の形は「環」になっています。「当たり前では?」という、つっこみもあるでしょう。実は結婚指輪の意味を探る上で、指輪の「環」の形は非常に重要な手掛かりとなるのです。
一体どういうことなのでしょうか。探ってみましょう。

環は宇宙観を意味する

環は、古代時代から神聖なものとしてあがめられていました。一説には、宇宙観を表現したともいわれています。とんでもなく壮大な話になりますが、強ち「デマ」と断定はできません。根拠となるのが、世界各国で信仰を集めている神様の絵です。
欧米で熱い信仰を集めている神様の頭には、光輪が描かれています。エジプトでは、神様が描かれている絵には大きな環が描かれていました。もっというと、アジアで信仰されている仏様の背面にも立派な光輪があります。当時はインターネットすらない時代です。世界の情報を得るのは、想像以上に難しいこと。そんな中で世界各国共通で、神様や聖人の絵や像に輪がつけられているのです。

指輪に込められた不思議な力

指輪には、神秘的な力が備わっていたとも言われています。事実として、古代時代においては指輪を「占い道具」として使用した形跡が確認されています。また古代エジプトでは、スカラベの指輪が魔よけとして用いられてきました。
さらに日本の神社の中には「お守り」として、指輪を扱っているところもあります。指輪のお守りはあまりにも人気が高く、入手困難になっているほど。

相手との環を大切に

結婚指輪が持つ意味は、不幸をはねのけて幸せを運ぶ象徴と言えるでしょう。では事情があって結婚指輪の入手が難しい人は、不幸になるしかないのでしょうか。ネガティブに考えすぎです。肝になるのは「環」です。
何よりも重要なのは、相手との繋がりを示す「環」です。相手との繋がりを示す「環」は、目に見えるものではありません。実感するのも難しいでしょう。結婚指輪は、相手との「環」を形にしたものです。だから指輪がなくても相手との「環」があれば、絶対に幸せになれます。