消滅危機にあるピンクダイヤについて
ピンクダイヤは無くなるかもしれない!?
見るだけで幸せな気分になれるピンクダイヤ。幸せの象徴である結婚指輪に組み込めば、幸せはさらに倍増間違いなしです。しかしピンクダイヤが入っている結婚指輪が、近い将来なくなるかもしれません。
なぜピンクダイヤは、近い将来消滅してしまうのでしょうか。ピンクダイヤについて、深く掘り下げます。
アーガイル鉱山が閉山
ピンクダイヤは、オーストラリアにあるアーガイル鉱山から採掘されています。英語では「Argyle Diamond Mine」と呼ばれ、日本語にすると「アーガイル・ダイヤモンド・鉱山」です。アーガイル鉱山で採掘されたピンクダイヤモンドの美しさは、言葉では言い表せないもの。まさに自然がもたらした芸術品です。実際にアーガイルから採掘されたピンクダイヤモンドは、1億円以上で取引されています。
しかし現在、アーガイル鉱山は閉山。ピンクダイヤモンドは、ほぼ全て採掘し終わっています。元々は2002年に閉山予定だった鉱山。とうの昔に限界を超えていたのです。アーガイル鉱山の閉山により、ピンクダイヤモンドの質低下が叫ばれているほど。
ピンクダイヤの価値は何で決まる?
ピンクダイヤの価値は、単に大きさで決まるものではありません。主に色で決められます。「ピンクの色が濃いほどクオリティが高い」と思われるでしょうが、少し違っています。もちろん色の濃淡も関係していますが、濃淡よりも鮮やかさが重要です。
ものすごく濃いピンク色をしたピンクダイヤでも、鈍った色を放っていれば「質が悪い」と判断されるでしょう。なお傷の有無については、余程のことが無い限りクオリティに左右されることはありません。仮に傷がついているピンクダイヤだとしても、目に見えない小さいものならば気にすることはないでしょう。
科学技術バンザイ!
結婚指輪にピンクダイヤをつけたいと希望している人にとって、ピンクダイヤ入手不可のニュースは、悲劇的。ただピンクダイヤが消滅するかもしれないというのは、あくまでも「天然物」である場合です。
今の科学技術は凄まじいもので、ダイヤモンドに処理を加えることでピンク色に染めることができます。