頑丈過ぎる結婚指輪!?鍛造の魅力について - 指輪の素材図鑑

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頑丈過ぎる結婚指輪!?鍛造の魅力について

3カ月待ち!?大人気鍛造の結婚指輪

鍛造の結婚指輪が、今熱い注目を浴びています。デザインは指輪によりけりですが、シンプルよりとなっているのがほとんど。突出した特徴らしい特徴も見当たりません。にもかかわらず、鍛造の結婚指輪の人気はうなぎのぼり。人気のオーダーメイド店となると、3か月待ちになっている所もあると聞きます。
では入手まで3か月待ちの「鍛造の結婚指輪」とは、どういったものでしょうか。詳しく見てみましょう。

鍛造とは?

鍛造とは、金属を叩いて鍛えて指輪の形に作る方法を言います。まずは指輪の元になる金属の棒に、熱を加えます。金属の棒が熱くなり加工しやすい状態になったら、専用の道具を用いて円形に。そしてつなぎ目となる部分を溶接して、指輪の形を作り出します。指輪の形になったら「終わり」ではございません。専用のハンマーを使って指輪本体を叩き、サイズを調整していきます。サイズ調整が終わったら、指輪を綺麗に磨いて完成となります。
言葉にすると簡単に思えるでしょうが、実際はかなり難しい作業が強いられます。対応しているブランドは少なく、根気よく探さなければ指輪どころか店も見つからないでしょう。

鋳造についても

なお鍛造とは別に、鋳造で結婚指輪を作る方法もあります。蝋(樹脂の場合もある)の塊から、指輪の原型を作ります。原型を元に石膏などで型を精製。出来た型に溶かした金属流し込み、固まったら磨いて加工を施して完成となります。
型を用いて指輪を作るので、鍛造とは違いデザイン性の高い結婚指輪も自由自在です。しかし耐久性でいえば、鍛造に軍配があがるでしょう。

一生ものの結婚指輪を選ぶのなら

結婚指輪は、一生に一度のものです。短く見積もっても70年は使います。70年も結婚指輪を使い続ければ、どんなに丁寧に扱っていたとしても傷みが出てくるでしょう。「形あるものの宿命」です。絶対に避けられません。
でも鍛造でできた結婚指輪であれば、70年以上経っても美しい姿をキープできる可能性はあります。鍛造は指輪だけではなく、日本刀にも用いられています。日本刀が最強の武器である理由の1つが、鍛造で作られているからです。