手作り指輪に使われている素材は加工されたもの
「手作り指輪が更に輝くには素材にかかっている」ことを世の中で最も痛感しているのが、職人でしょう。
だからこそ職人は、厳選に厳選を重ねた素材を選び出し手作り指輪を仕上げていきます。
では手作り指輪の素材に対して、職人はどのようなこだわりを持っているのでしょうか。
手作り指輪に使われている素材は色々な種類がありますが、中には指輪どころかアクセサリー加工に不向きな素材も含まれています。
そのままの素材を指輪に使ってしまうと、痛みが出てくるからです。
しかも年月が経つとサビが出てしまい、下手をすれば指輪としての機能が失われてしまいます。
そこで職人は素材そのものにも加工を行った上で、手作り指輪の制作に取り掛かります。
ただ「加工された素材を使用している」と聞くと、仕上がった手作り指輪の品質に疑問を持つ方も多いでしょう。
加工されている素材が使われている指輪よりも、加工されていない素材が使われている指輪の方が良いと考えていることと思います。
しかし加工された素材は、加工前の素材と比べると丈夫で長持ちします。
しかも加工することにより輝きも増し、加工前よりも高級感溢れる雰囲気を醸し出します。
職人は主に加工された素材を用い、手作り指輪を仕上げます。
素材の特性を活かして仕上げられたデザインは、職人技というよりも神業と呼んだ方が正しいかもしれません。
1マイクロミリの誤差もない緻密なデザインは、見ているだけでも惚れ惚れします。
手作り指輪は身に着けた人の美しさと魅力を引き出し、輝きを与えてくれるでしょう。
本来は手作り指輪制作に不向きな素材であっても、素材に手を加えることにより加工しやすいようにしています。
また加工しやすさだけでなく、丈夫で長持ちするという大きなメリットも得られます。
国内で流通している手作り指輪の99%は、加工された素材が使われています。
探せば、加工されていない素材でできた手作り指輪もあるでしょう。
ただし取り扱いは非常に難しくなるので、注意して下さい。